労働用語集

か行

◆確定闘争
公務員の賃金やその他の関連要求を使用者(当局)と交渉して決定するたたかい。春闘の結果を受け、人事院が勧告し、秋ごろから賃金などの交渉が始まる。
◆県本部(愛知県本部)
自治労連愛知県本部。愛知県内の市町村で働く公務員やその関連職場で働く方を中心とした労働組合です。

さ行

◆最低賃金
労働者の賃金の最低額を法律(最低賃金法)によって決定し、その額以下で労働者を雇用することを禁止する制度。愛知県は現在714円。市職労は毎年2月に、1か月間の最低賃金生活体験者を募り、最低賃金の低さを実証し、最低賃金アップにむけて運動しています。
◆栄総行動
地域総行動のひとつ。地域の労働組合・民主団体・市民が、「みんなの要求・みんなで実現」を合い言葉に、一緒に行動します。春と秋に会議を行い、団体・個人の「要求」の正当性を確認し、力をあわせて要求実現の運動を展開します。総行動日には、関係省庁・地方自治体・経営者団体・個別企業への要請行動を行います。これまでに公共交通機関の通勤時間帯の列車増発、エスカレーター・エレベーターの設置やホーム・トイレなどの設備改善、サービス改善等々や労働争議(不当解雇・労働者差別・過労死等々の労働事)の解決、病院・保育園・教育の改善などさまざまな成果を得ています。
◆三六(さぶろく)協定
時間外労働協定。使用者が休日・時間外労働を命ずるにあたり、労働組合と取り決める協定。
◆春闘
春季闘争。1955年(昭和30)以来、労働組合が賃上げ要求を中心として、毎年春に行う全国的な共同闘争です。
◆時短
労働時間短縮。働く時間を短くすること。
◆自治労連
日本自治体労働組合総連合。全国の市役所や役場、自治体病院や保育所をはじめ、外郭団体、関連職場に働くすべての公務公共労働者を対象に組織している労働組合の全国組織です。現在、組合員20万2千人・632単組。全労連の最大の産別組織として、中央・地方・地域で大きな役割を発揮しています。
◆人事委員会勧告
日本の都道府県及び政令都市等に設置される行政委員会。専門的・中立的な立場から人事行政に関する事務を処理します。地方公務員の労働基本権制限の代償措置として、官民較差を調査して職員の給与に関する報告・勧告を行います。また、地方公共団体の職員の採用や昇任に関する競争試験や選考を実施します。
◆全労連
全国労働組合総連合。産業別全国組合(単産)と都道府県組合(地方組織=ローカルセンター)で対等に構成されています。単産が全労連に加盟していない組合や単独組合でも、ローカルセンターや地域労組に加盟することで、全労連の一員として活動しています。
「みんなで決め、みんなでたたかう」という組合員が主人公の活動を基本に、組合員の政党支持・政治活動の自由を保障しつつ、各産業のたたかいと地域のたたかいを調整し、全国的な統一闘争を進めています。また、国民的な要求実現のための共同や世界の労働者との連帯も大きく広げています。

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た行

◆単組
単位組合。複数の労働組合が集まって連合体の組織をつくるとき、単位となる組合。産別組合の支部・分会ではなく、独自の規約を持つ独立した組合のこと。
◆団体交渉
労働組合と使用者との間で、労働条件などをめぐって行われる交渉。団体交渉権は憲法の保障する労働基本権の一つで、使用者が正当な理由なく拒否すると不当労働行為となります。
◆定期大会
組合員全員で職場から代議員を選出し、一年間の活動を振り返り、新たな活動方針を議論する場です。毎年7月頃に行います。
◆東海自治体問題研究所
愛知・岐阜・三重県下の「地方自治の発展と民主的自治体の建設」をめざすさまざまな運動の発展に寄与することを目的に、調査・研究活動を行なっています。研究者、地方議員、自治体職員、住民の方々など広汎な人びとの参加による研究団体です。

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は行

◆ハンガーストライキ(ハンスト)
抗議の意志を示したり、要求を通すために行う、食事を断つ示威行動。
◆平和行進
「ノーモアヒロシマノーモアナガサキ」と、核兵器廃絶を訴えて全国を歩くもの。1958年6月、被爆地広島から東京へ行進したのが始まりで、現在50周年を迎えています。8月に行われる原水爆禁止世界大会にむけて、すべての都道府県を通り、アピールします。
◆ベースアップ(ベア)
賃金水準(賃金の支給総額を労働者の総数で除した平均賃金)の引き上げ。

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ま行

◆メーデー
毎年5月1日、国際的に行われる労働者の祭典。1886年5月1日のアメリカ労働者が「8時間は労働のために、8時間は睡眠のために、8時間は家族のために」と要求を掲げて立ちあがった運動から始まり、89年の第2インターナショナル創立大会で正式に決定。日本では1920年(大正9)に第1回が行われました。36年(昭和11)禁止され、46年に復活。愛知県では毎年、中央メーデーが名古屋市白川公園で行われます。

や行・ら行

◆臨時大会
組合員全員で職場から代議員を選出し、前半期の活動を振り返り、後半期の取り組みや、春闘方針を議論する場です。毎年1〜2月頃に行います。
◆労働委員会
労使関係の調整をはかるために設置された行政委員会。労働者・使用者・公益を代表する各同数の委員で構成、労働争議の斡旋(あつせん)・調停・仲裁、不当労働行為の審査などを行います。

 

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