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政策

08市職労国民春闘臨時大会

闘争宣言

本日、私たちは、2008年国民春闘臨時大会を開催し、「なくそう貧困!」「ストップ改憲!」をスローガンに、元気に頑張る春闘方針を決定しました。

大企業の経常利益がバブル絶頂期の1・75倍にも膨れ上がっている中で、政府・財界は「社会保障の我慢か、消費税の増税か」と国民に迫り、負担増を求める一方で、さらなる大企業減税を進めようとしています。

貧困はますます深刻化し、社会保障や税制改悪などと結びついて、「ワーキングプア」が社会的にも大きな問題になってきています。非正規・低賃金労働者が増え続け、正規雇用への転換と劣悪な労働条件の改善が急務となっています。

いま、労働者・国民の中に「生きさせろ」の怒りが広がり、社会的連帯で「人間らしいくらし」を取り戻そうと声をあげはじめています。21年間戦い続けて採用差別を認めさせた元国鉄労働者、不当労働行為の中止や労働条件の改善などで和解を勝ち取ったマッスル労組の仲間、首都圏美容師ユニオンを立ち上げ大手美容室チェーンに未払い残業代を支払わせた美容師の仲間、非管理職の労働者であることを裁判で認めさせたマクドナルドの店長、そして愛知では、トヨタを相手に過労死裁判で勝利判決を勝ち取りました。 

また、障害者自立支援法、後期高齢者医療制度、薬害肝炎訴訟、「つなぎ法案」などをめぐる状況の変化を国会の中で作り出しています。

“憲法守れ”“9条守ろう”の声も大きく広がっています。「9条の会」は全国で7000をこえ、国民の過半数の合意をめざす草の根の世論は、インド洋からいったん自衛隊を日本に帰らせました。

これらのことは、世論が力となり、社会は変えられることを現しています。

08春闘は、労働組合が先頭に立ち、全国の働く仲間が手をつなぎ国民との連帯をひろげ、この反撃の芽を大きく育て立ち上がる春闘です。

私たちは、いのち・くらし・人権が大切にされる市政の実現と、誇りと働きがいのある職場をとりもどす取り組みを旺盛に進めます。解散・総選挙を求め、民意を生かし労働者・国民を大切にする政治の実現をめざします。

「市職労の元気は職場から」を合い言葉に、住民との共同を広げ、職場で地域で「世直し」春闘を大きくひろげましょう。


2008年2月6日
名古屋市職員労働組合 2008年国民春闘臨時大会


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