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嘱託・臨時職員「みんなの要求語るつどい」を開催

「いつまで臨時?」処遇改善求める声・切実

 市職労は7月4日に嘱託・臨時職員を対象に「みんなの要求を語るつどい」を開催。嘱託職員や国保推進員、交通指導員など32人が参加しました。このつどいは、それぞれの課題や要求を出し合い、秋の賃金確定闘争につなげていくことを目的に実施しています。参加者は仕事の改善要求な悩みなどを語りあいました。

なくそう官製ワーキングプア

   参加者はつどいの冒頭、講師の榑松佐一さん・愛知労働組合総連合議長から雇用情勢と労働者の権利、労働組合の役割などを学習。
 この間、民間では従業員数の多い大企業で非正規が増え、役所では3人に1人が官製ワーキングプアとして低賃金を強いられています。また、若者においては、2人に1人が非正規労働者と状況は深刻。さらに大学生の2人に1人は奨学金を背負い、それが重荷になって返済できないケースも急増しています。さらに壮年(35才〜44才)でも非正規が増え、35才をすぎても年収200〜250万と低賃金。年収200万円未満の働く貧困層は2000年以降増加傾向です。学習会の最後に榑松さんは「賃金とは生活に必要な経費。非正規だからと賃金を低くされては暮らしていけない。組合の仲間を増やし、同じ労働には同じ対価をという均等待遇を求める声を上げていこう」と参加者に話しました。
 学習後、参加者はグループ討論を実施。その中で保育園の臨時職員の1人は「組合の活動を通して、夏季休暇が増え、時給も上がっていることは嬉しい。だけど、何年も正規と同様に働いてきていつまで臨時なの?と思ってしまう。命を扱う仕事に正規も非正規もない。市側には責任ある仕事を粗末に扱ってほしくない」と思いを訴えました。
 今後も市職労は要求交流会議を持ちながら非正規職員の要求前進をめざします。

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