− 主張、調査
秘密は戦争の始まり
国会審議たけなわ「特定秘密保全法」
本日は国会審議がたけなわにある特定秘密保全法について訴えます。秘密保全法の本質は、何が秘密かを秘密にされてしまうことです。そして、違反すると刑事罰が科せられ、刑事裁判になりますが、そこでも秘密は明らかにされません。窃盗事件で何を盗んだか分からないが人を処罰する。こんな馬鹿げた裁判はありません。秘密が何か分からないけれども情報に接触した、漏らした、だから有罪だ。こんな裁判をしようとするのが特定秘密保全法です。また、特定秘密に触れる業務を担当する人の身辺は徹底して適正評価がされます。あなたの家族や知人の中にこの業務を扱う人がいたとすれば、誰もが適正評価の対象になります。こうして国民の知る権利や表現の自由を奪おうとしています。
安倍首相は法案を通そうする理由を日米軍事同盟強化のためと言います。ようするに戦争するために秘密保全が必要なんです。しかし、今、多くの新聞が社説で反対を掲げています。鳥越さん他、ニュースキャスターがこの法律はおかしいと共同声明を発表しています。世論調査でも反対が上回ってきまし
た。
私たちは今、国民の知る権利や平和を守り、日本を戦争する国にしないために特定秘密保全法の廃案に全力を上げてたたかう必要があります。特定秘密保全法について処々で集会や学習会が企画されています。みなさん、積極的にご参加下さい。