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第13回保健所・公衆衛生を考える全国研究交流集会

地域とつながり日常的な信頼関係をはぐくむことが大切

   六月二十五日(土)、愛知労働会館で第十三回保健所・公衆衛生を考える全国研究交流集会が開催され、五市民団体を始め、自治体労働者など八都県から九十一名(内えいせい支部五十一名)が参加しました。

 最初に実行委員会からの報告で、この十五年間で八四五か所あった保健所が四九五か所まで削減されたことなどが報告されました。
 記念講演では、福祉事務所・保健所勤務の経験のある長谷川俊雄氏(白梅学園大学教授)から、ひきこもりや虐待、震災の支援を通して、保健師などの支援する人たちの役割や、「支援は日常的な信頼関係を育むことから始まる」などといった話がされました。

 昼食休憩中には、ギター演奏でリラックス。

 午後からは、リレートークで市民要求に応えられる公衆衛生活動について、市民の立場から、保健所の様々な職種から発言があり、自治体職員にとって地域とつながることの重要性とともに、他職種とのつながりも大切だとの話がされました。また、緊急分科会として、放射線の健康被害について、沢田昭二氏(名大名誉教授)から、日本における原子力推進の歴史や、今起こっている福島第一原発の事故は、データを国民にきちんと知らせるという意味で、民主主義の問題であるということや、内部被爆の危険性などが話されました。

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