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平和つどい

核抑止力論は平和の障害

原水爆禁止2010年世界大会・ヒロシマ

   8月4日〜6日、広島で原水爆禁止世界大会が「核兵器のない平和で公正な世界を」をテーマに開催されました。世界から8000人が参加(名古屋市職労からは10人が参加)。「核兵器のない世界」の実現に向けた大きな連帯の場となりました。
今回の世界大会は、NPT会議・NY行動を始めとした草の根の世論と行動が世界を動かし、国際政治に影響をあたえていることを実感し共有する大会となりました。
8月6日の平和記念式典では、国連事務総長や米政府代表をはじめ英・仏などの核保有国の代表が初めて出席しました。この式典で広島市の秋葉市長は今こそ、日本国政府の出番です。被爆国として直ちに『核の傘』から離脱せよ」と政府に対して強く訴えました。
しかし、菅総理は式典で「非核三原則を守る」とあいさつしながら、その後の会見では「核抑止は必要」と発言し被爆者の思いを踏みにじっています。

「核抑止力論」は大ウソ

 国際会議では「核抑止力は大ウソで、そんなものは存在しない」とアラブ連盟代表が発言すれば、韓国の代表も「核抑止力論は、核兵器による恐怖の迷路から脱出することのできない考え方だ」と批判しています。
「核抑止力論」に固執する被爆国日本の異状さが際立った原水爆禁止世界大会でした。

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