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主張、調査

許すな市長の改憲発言

市長は憲法99条の憲法擁護・遵守義務を守れ

 6月17日の名古屋市議会本会議質問で、河村市長は「憲法9条2項は恐ろしい条文」と、改憲発言をしました。
発言は、中期戦略ビジョン案について日本共産党の田口かずと議員の質問にこたえたもの。田口さんは「中期戦略ビジョン案は、名古屋市基本構想を指導理念とし、市長は、基本構想が掲げる“憲法の精神”にもとづくまちづくりを進めていく立場にある。しかし、河村市長は昨年11月の天白区役所のタウンミーティングで、「憲法九条は変えた方がええ」と公言。市長の立場での九条改憲発言は『憲法の精神』を踏みにじる行為ではないか」と質問すると、河村市長は公然と9条を否定しました。
河村市長の9条否定発言
「戦争を行わないようにするためには、やっぱり憲法9条にある、とくに2項後段の交戦権否認規定ですね。国の交戦権はこれを認めない、これ世界のどこにもありませんけど、こんな恐ろしい条文を持って、実際は在日米軍が日本を守っているという矛盾した、本音と建前を切り分ける姿勢ということこそ、平和に非常に危険であると思っております」。
憲法を守り生かす姿勢をつくろう
また河村市長は「憲法には改正規定がある」と改憲発言までおこないました。行政の責任者である市長には憲法99条の憲法を擁護、遵守する義務があります。市職労は、市長の改憲発言を許さず、憲法の精神を堅持した市政運営を追求します。


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日本共産党市議団ニュース「市政情報」より

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