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つどい共闘

消防をよくする会と震災フォーラム

   1月16日、教育館で「1・17震災フォーラム」を開きました。消防を良くする会のFさんにお話をうかがいました。

 阪神大震災が発生したとき、全国の消防と共に名古屋の消防職員も連日救助や消火活動のために神戸に駆けつけました。しかし多数の犠牲者の発生は如何ともし難く、無力感を感じて帰ってきました。災害の大きさに比べて消防力があまりにも貧弱すぎたのです。
 そうした経験を経て、市民を本当に守れる消防を創らなければならない、現状を変えていかなければならない、そのためには消防職員自らが立ち上がらなければならない、と「消防と防災をよくする名古屋市消防職員の会(通称『消防をよくする会』)」が、翌年の4月に結成されました。
 消防をよくする会は(1)災害から市民を守る(2)市民から信頼される消防と、消防職員が働きやすい職場を目指す(3)民主的で憲法が生かされた職場を目指すことを目的に活動することにしました。
 そして、すぐに阪神大震災の教訓を生かす取り組みとして、市民や各種団体に働きかけて、1997年1月17日に「阪神大震災を私たちの街で繰り返さない市民集会」を開催しました。この集会は、それから毎年消防をよくする会の呼びかけにより開催され、「1.17震災フォーラム」として定着しています。
 今年で14回目となるこの震災フォーラムは、消防職員委員会を活用した消防職員の勤務条件改善の活動などと共に、消防をよくする会の主要な取り組みの一つとなっています。
 市職労も、消防を良くする会のみなさんと一緒に市民の安全と命を守る運動を進めています。

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