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支部活動共闘

環境局支部・緑分会 住民懇談会

なんでものみこむPFI鳴海工場

   9月16日、環境局支部・緑分会と「平和・民主主義・くらしを守る緑区懇談会」との懇談会が開催されました。緑分会が独自の住民懇談会を行うのは初めてのこと。情報や意思を伝え合うことで、笑顔あふれる懇談会となりました。

   環境局支部・緑分会は初めての住民懇談会を開きました。懇談したのは「平和・民主主義・くらしを守る緑区懇談会」のみなさん。午前中は緑環境事業所の隣にPFI事業として建てられ、運営されている新鳴海工場を見学。お昼休みを利用して、緑分会のみなさんと交流しました。
 「鳴海工場を見てきたらとにかく溶かしてしまうようだけど、私たちはこれからなんでも燃やしていいの?」と市民が切り出すと、「燃やすのは簡単だけど、私たちはできるだけ資源としたほうがいいと考えます。みなさん環境問題への意識は高く分別できる意識が広がっていますから」と答える分会長。
 鳴海工場にある溶融炉は、何でも溶かすブラックホール。問題は山ほどあります。
 鳴海工場を見学した参加者は「他の工場で、私たちが分別したプラスチックが服に再生されているのを見て、嬉しかった。でもここでは分別も何もない。溶かすだけだわ」と発言。
 支部書記長は「市は温暖化対策をとると言いますが、導入した溶融炉は他の工場と比べてもCO2排出が多いと言われています。国もそれに対して大きな補助金を出しています。さらに分別を進めていながら破砕・不燃ゴミも燃やすようなやり方は疑問。いまはプラスチックを燃やす計画も出ていますが、本当のごみ減量を考えるなら、私たちは本来資源として活かすものだと訴えています」と伝えました。

  緑環境分会は、環境への意識向上を図るため、様々な独自の取り組みをしてきました。今年3月と6月には、可燃・不燃ごみ、資源収集の排出指導強化月間として分別チラシを作成・配布。また今年1月からは町美・道路清掃活動を実施。8月からは第4木曜日に仕事後30分間ターミナルクリーンキャンペーンを始めています。昨年はCO2削減のビラ配布も行っています。
 住民懇談会では「収集する側の気持ちも知りたい」と住民から質問も。
 「割れたガラスを捨てる時は新聞紙にくるんだほうがいいのか、見えるように透明の袋にいれたほうがいいのか、教えてちょうだい」。
 「一番嬉しいのは新聞紙にくるんで『ガラス注意』って書いてあることですね」。
 「分別マナーの悪い人にはどうしたらいいの」。「集合住宅にはまだポストにチラシが入れきれてない。がんばります」。など。絶えない会話のやりとりに笑顔があふれます。
懇談会終了後、緑分会の皆さんは、「市民の方とここまで話す機会が普段はない。市民から僕らから、いろんな人の協力があって環境をよくすることができるんだなと実感しました」、「いろんな声が聞けて本当にやってよかった。鳴海工場の企業の方もおっしゃっていたように、ごみ減量を考えるのは市役所の仕事。直営の大切さ、意義を感じた」と話しました。

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