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つどい共闘

憲法施行62周年市民のつどい

いかそう憲法 くらしと平和に

   5月3日、名古屋市公会堂で憲法施行62周年市民の集い「いかそう憲法・暮らしと平和に」が開催されました。1913人が参加しました。
 講演者のジェームス三木さん(脚本家)は、「1人1人が歴史の奏者。私たちが未来にバトンタッチするのは、核兵器だろうか。それとも9条が生きる平和な社会だろうか。100年後のことを私たち1人1人が考えなくてはならない。ともに戦争がない世界をつくりましょう」と講演。9条の大切さ、9条を変えない強さを語りました。

   続いてノーベル物理学賞受賞者の益川敏英さんから寄せられたビデオメッセージが上映されました。地元・名古屋市で空襲を受けた益川さんは「たまたま家に落ちたのが不発弾だったから生きている。もっと恐ろしい戦争体験をした人は数えきれない。戦争は必ず外交で回避できる。9条はまだまだ威力を発揮している」と話しました。
 主催者の愛知憲法会議事務局長・本秀紀さん(名古屋大学教授)は、「憲法の出発点は、徹底した平和主義と、“1人ひとりの人間らしいくらしを大切にする”ところ。いま日本は、ハケン切りや、ワーキングプア、一度転んだらどこまででも落ちるすべり台社会になっている。他方で、法整備のないまま自衛隊の海外活動がじわじわとひろげられている。誰もが平和で人間らしく生きられる仕組みを定めた憲法のこころをみんなでいかしましょう」と話しました。

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