平和への思い強く 青年部沖縄平和ツアー
平和への思い強く 青年部沖縄平和ツアー
6月21〜23日、市職労青年部は沖縄平和ツアーを開催。34人の青年が参加し、過去に起きた沖縄戦の事実や、いまも続いている米軍基地とのたたかいなどを学びました。
初日、参加者が訪れたのは米軍の新基地建設予定地の「辺野古の海」でした。広がるエメラルドの海と、白い砂浜を分ける有刺鉄線は、米軍基地との境界線。基地建設に反対し、1500日以上座り込みを続けている安次富さんは「この鉄線の先にイラクへ行き、殺戮する部隊がいる。平和と環境を守るために米軍基地建設の反対運動は負けられない」と話しました。
参加者はガマ(防空壕)や米軍基地、追悼式を訪れながら、沖縄戦の深い爪痕を見学。今もなお基地問題で苦しんでいる住民の実態も聞きました。「6月23日の慰霊の日は、沖縄の人にとって重みがあると感じました」(杉本さん)「戦争の見方が変わった。沖縄のことを関心を持って考えていくテーマだと思った」(岡部さん)など、参加者は平和の尊さを肌で感じるツアーとなりました。
その後7月24日、青年部は女性会館で沖縄平和ツアーの報告会を開催。32人が参加しました。参加した白石さんは「辺野古の海では珊瑚が再生しているのに、米軍の基地開発で自然を壊していくのはどうなのか考えさせられた」、深谷さんは「3年前に沖縄へ行った時は、辺野古の海は米軍基地建設の反対運動で緊張感があった。今回行ってみて、案内の人が少し穏やかな表情だったので状況が変わっていて嬉しかった」など見て学んだことを伝えました。