最新ニュース

平和

見て 聞いて 感じた 未来を考える旅

青年部沖縄平和ツアー

   沖縄の面積は国土のわずか0・6%しかない小さな島々です。そこに日本全体にある米軍用施設面積の74%が集中しています。太平洋戦争当時に沖縄は、本土を守るための時間稼ぎの場(「捨石作戦」)とされ、唯一の地上戦が繰り広げられました。戦前の沖縄の人口は約49万人。沖縄出身の戦没者が約12万人(内、8割が民間人)。4人に1人が亡くなりました。
終戦後、米軍による強制的な土地の取り上げが島内の各地で行われ、基地が建設されていきました。
そしていまも、基地は沖縄に存在し続けています。基地騒音や米軍関係者による性暴力などの犯罪が住民を苦しめ続けています。

戦争ってやっぱりダメ
(以下、参加者の感想です)

 沖縄の基地問題はテレビでしか見たことがありませんでした。今回、基地見学をした嘉手納基地では、戦闘機の飛行訓練が行われていました。近くの人の声も聞きとれなくなってしまう程の爆音が響き、とても穏やかに生活はしていけないと感じました。嘉数高台から見おろした普天間基地でも、周りを住宅が囲み、そこには学校施設等もあると聞き驚きました。沖縄では、米軍機の墜落事件もおこっている上に、墜落の危険性が高いオスプレイが配備されている事もおかしいと思いました。
 その普天間基地の移設先として建設工事が進められている辺野古では、テントを張って抗議行動をしている方からお話しを聞きました。自分のためにと頑張っていることが沖縄のためになると、事態を変えようと頑張っていることに感心させられました。南部戦跡の見学では、沖縄戦の悲惨さを学びました。特に、戦没者の名前が刻まれている敷地いっぱいに並ぶ平和の礎を前にして、戦争ってやっぱりダメだって改めて思いました。これからも、戦争は実際に起きたことだということを忘れず、関心を持ち続け、少しでも力になれればいいと思っています。

▲ このページの先頭にもどる